6月というのに40度を超える気温が観測されるというニュース。梅雨ではないのか?しかし暑すぎです。
選挙戦が始まって、テレビを見ていると企業がお金を溜め込んで、賃金が上がらないから、そこに税金をかけることで賃金を上げるべきだという主張。
まずは内部留保についてネットで調べて、アンパンに例えて考えてみました。
筆者は企業経営に関しては素人で、会計の知識があるわけではないので、理解が間違っている場合もありますので、その場合はコメントでご指摘頂ければと思います。
前提となるストーリー
登場人物は、アンパンマン、カレーパンマン、食パンマン、メロンパンナちゃん、ジャムおじさん、バタコさん。
バタコさんはさんだけど、メロンパンナはちゃん付、うーん、まぁいいか。
ジャムおじさんとバタコさんはジャムバタ工房という会社でパンを販売しているという設定です。
犬のチーズは外してますが、悪意はありません。パン作り貢献しているのかもしれませんが・・・
戦士の顔であるパンは2,500円で購入してもらいます。
高いのか、安いのかよくわかりません、どのくらいの期間で顔をこうかんしているのか・・・
シンプルにするため、計算する期間は1日として、その日にパンを4つ作って、販売し、ジャムおじさんとバタコさんに給料を払い、法人税も払う設定です。
会社の収益を整理
どのくらいお金が入ってきて、出て行って、残るかということを考えます。
よく損益計算書やPLと呼ばれている書類に記載する内容ですが、言葉が難しいのでできるだけ簡単に。
入ってくるお金は、アンパンマン、カレーパンマン、食パンマン、メロンパンナちゃんがそれぞれパンを買いに来てくれました。
彼らがどうやってお金を稼いでいるかは考えないでおきましょう。
1個2,500円なので10,000円のお金が入ってきました。これが売上と呼ばれるものですね。
次にパンを作るためにかかった費用を考えましょう。
まずはジャムおじさんとバタコさんの給料。
時給1,500円で2時間働いたと考えると2人で合計6,000円。これが人件費ですね。
なかなか良い待遇なのかもしれません。
小麦などの材料や電気代などは合計2,000円としましょう。これを材料費とします。
そうすると会社から出て行くお金の合計は、8,000円です。原価やコストと言いますね。
そうすると10,000円の売上から8,000円の原価を引くと2,000円残りますがこれが利益ですね。
売上:10,000円
原価:8,000円
利益:2,000円
利益率20%の素晴らしい会社ですね・・・
次に、法人税はこの利益に法人税をかけます。
20%と設定すると、400円が法人税金となり
残りは1,600円ですね。
次に会社の財政状況を考える
これは、会社がどうやってお金を調達して、
それが何になっているかを見ます。
貸借対照表とかBSとかいうのですが、うまく説明出来る自信がないので省きます。
お金の調達は主に返す必要のある借金(負債のグループ)と返す必要のないもの(純資産のグループ)があります。
この言葉がむずしいから混乱します。
先程の残った1,600円は返す必要のないお金(純資産)になりますね。毎日儲けが出てればこの返す必要のないお金がどんどん増えてききます。ここが内部留保と呼ばれているところに該当しているようです。
内部留保が多いと問題なのか?
何を以て多いとか溜め込んでいるとかいうのは正直わかりません。
ただ、会社の財政状況を評価する時に、返す必要のないお金が多いというのは、会社に体力があるし、良い経営ができているといえるかもしれません。
新しい事に投資することも出来れば成長するかもしれません。
反対に、返す必要のないお金に対して借金が多い場合はかなり厳しいと感じるでしょう。
また企業なので借金もしながら経営をしますが、借金ばかりの会社にお金を貸してくれる会社はあるでしょうか?
小麦等の材料費が高騰し倍になった場合、売値を変えなければ赤字になってしまいます。
もし赤字になってしまった時に、お金がなければ会社は潰れてしまいます。
厳密には赤字で潰れるわけではなく、お金を期日までに支払えないと、取引が出来なくなり潰れます。
借金もできるかもしれませんが、材料の高騰やいろいろな問題が起きる中で、安定的に経営していくことが、従業員の雇用を守ることにも繋がっています。
もちろん、給与を上げることは大事ですが、内部留保を減らして給与に回せば単純に解決するわけでもなく、反対に企業の体力や安定性、成長を奪うことにも繋がりかねないということなのでしょう。
まとめ
給料上げてほしいから、よくわからないけど、会社が溜め込んでいる金を給料にまわせというのは、
会社で働いている人には耳障りの良い言葉ですが、
よくよく考えないと、給料上がるどころか、会社が傾く可能性もあるということも
注意する必要がありますね。
コメントを書く