みなさんあけましておめでとうございます。
正月の時間を利用してさぼりにさぼり続けていた投稿をしてみたいとおもいます。
昨年は、COVID-19によってこれまでの生活スタイルが、がらっと変わってしまうという
何とも言いようがない経験をしました。
感染した方や、仕事に影響のあった方など大変な思いをされて方々には是非今年が良い年になればと
思っております。
さてさて、昨年動画にしようと思っていて放置していテーマがあります。
それは壁掛け時計を取り付けるという旅行とは全く関係ない内容です。

相方がずっとおしゃれなダルトンの時計を是非つけたいと猛烈アピール。
私は、その時計って壁に穴開けないと付けられないから賃貸じゃ無理~と一蹴。
そんなやり取りを重ねていくうちに最終的にはこうやったら取り付けられるのではないか?
ということでチャレンジしたテーマです。
取り付け方法については以下動画に纏めていますので、今回は補足的な内容を記載していきたいと思います。
ホチキスで取り付けようというアイデア
実は、部屋のテレビは5年くらい壁掛けにしています。
ずっと賃貸に住んでいるので、もちろん壁に穴をあけるわけにはいきません。
原状復帰にいくらお金がかかるかわからないので。
そこで見つけたのが、ホチキスを使ってテレビを壁に固定するというツール。
引用:kabebijin.net
嘘のようで本当に便利なツールなんです。
金属の固定器具に穴が開いていますが、そこにプラスチックのカバーをはめ込んで
その上からひたすらホチキスを打っていくというもの。
3本の矢では無しに、1箱のホチキス針が一つになれば重い物でも・・・
という感じで、地震などでもびくともしない強度が確保できています。
そして取り外す時も簡単、壁にもホチキス針の穴が小さすぎでキズが見えません。
ここからアイデアをえて同じような構造なら時計も取り付けられるのではないかと考えました。
素人が手書きで書いてプロに加工を依頼
調べたらテレビ以外にも壁に棚を固定するツールがありました。
時計に合いそうなサイズのものをチョイスしました。


ここからが問題ですが、この金具と時計に同梱されていた取付金具をどうやって
組み合わせるかが問題です。

壁美人の金具と時計の取付金具を固定するためには、
まずは壁美人の金具のベロのようなところを切断。
時計の取付金具に開いている穴にネジを通してナットで固定。
壁美人の金具が時計の絵から若干はみ出てしまうので端を切断。
この3点の加工を手書きの図面におこしてみました。

実は私は機械の設計関係はずぶの素人、図面を読むことは多少あるので
見よう見まねで書いたものをネットで個人からの依頼に対応してもらえると
記載されていた岡本設機さんにメールで送付したところ
数日で見積の連絡がありました。

取付に必要なナットとスプリングワッシャーも居れてもらっています。
私が書いた図面ではネジの山がある部分だけを溶接するような構造としていましたが、
ネジを裏側から差し込んで溶接する構造を提案していただきました。

用意していた壁美人の金具を岡本設機さんに送付して1~2週間で加工したものが届きました。

実は図面の寸法が間違えたもので制作してもらってうまく組み合わさらなかったのですが、
正しい寸法で再制作してもらっています。

プラスチックへの穴あけやホチキスの打ち方については、動画と壁美人の取付方法を参照してください。
取り付けたら壁との間に隙間が発生
金具が揃ったので取付を試みましたが隙間が発生してしまいました。
間に両面テープ付きのスポンジを張り付けてみましたが、隙間の影響で時計がお辞儀してしまいます。
原因は金具を付けたことで壁から時計までの距離が長くなること、時計の柄の外側と壁の距離が
開いてしまうことによる影響だと思います。
そこでスペーサーを作成しました。

作成はインターネットで注文できるお店、アクリルショップはざいやさんに
お願いしました。
アクリル素材に詳しくない私ですが、ひとまず絵を書いてその内容に基づいて入力していきます。
入力する内容は見積書や動画を参照してください。

表1にはtが厚さ、Lが穴の幅になりますが、厚さが1㎜と2㎜、穴幅が60㎜と70㎜の2つのパターンで
試作しましたが結果、穴幅は70㎜で5mm程度のものが良いのではないかと思います。

動画では2種類の穴幅の物を組み合わせてますので、厚さは正味3㎜ですが、
もう少し厚さがあった方が仕上がりが綺麗だとおもいます。

厚さ5㎜のスペーサーは制作中なので出来上がり次第ご報告したいと思います。
取付は動画を参照してもらえればと思います。
追記:5㎜のスペーサーが出来上がりました
先日、5㎜厚のスペーサーが届きました。

中身はこんな感じです。

養生を剥がすとこんな感じ。

実際に取り付けてみるとこんな感じになります。

スペーサがかなり出張るので、時計の柄をひっかけるのは正直厳しいです。
柄を金具に押し付けて上から叩く様にしてはめ込みましたが、正直5㎜は攻めすぎかもしれません。

3㎜と5㎜の比較ですがこんな感じです。

3㎜の時は柄の裏側にスポンジを貼り付けていましたが、柄とスペーサに若干の隙間が空きます。
遠くからみるとそんなに目立たないのであまり気にならないです。
一方右側の5㎜はスペーサーとの隙間がほとんどなくなっていて、素晴らしい仕上がりですが、
はめ込むのに力が居るのでやはり4~4.5mmの板厚が良いのかもしれません。
相手となる壁の仕上がりもあると思いますので、ひとまずは4.5㎜程度のスペーサーで
許容できる隙間なのか確認し、必要に応じてアレンジする必要がありそうですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は初めて金具やスペーサーを制作していただくということで、
非常に心配でしたが、なんとか時計を取り付けるところまでたどり着けて良かったです。
この様な構造を考慮した金具が今後広がっていくかもしれません。
今回、手書きの絵でいろいろなものが作れることが分かったので、
いろいろ挑戦していきたいと思います。

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