今回はビジネスクラスについて書きたいと思います。
さて、飛行機と言えば、階級社会と言われることがあるようですね。
座席もファーストクラス、ビジネスクラス、プレミアムエコノミークラス、エコノミークラスというように分かれており、広さや機内サービスだけではなく、搭乗前のラウンジサービスから、預けた荷物が優先的に返してもらえるなどなどいろいろな特典があります。
今回、生まれて初めてビジネスクラスに搭乗しましたので、乗って感じた事を書きたいと思います。
各クラスのサービスについては、各航空会社で細かな差はありますが、大きなところについて説明していきたいと思います。
尚、搭乗したのはJALの成田からクアラルンプール行き、機材は最新の飛行機ボーイング787-8、シートはJALスカイSUITEⅢです。
空港に着いたら優先チェックイン
最近では国際線でも、カウンターでチェックインする前に、チェックイン機にてパスポートを読み込ませて、手荷物のタグが印刷され、
それを持って荷物を預けるカウンターに並ぶというように、日系の航空会社でも主流になってきていると思います。
画面の指示に従いながら、手続きを済ませていくのはめんどくさがり屋の私にとってはイマイチですが、その手続きをしないと乗れないので仕方なく行っています。
ビジネスクラスの場合は、大抵は専門のカウンターがあり、エコノミークラスのような長蛇の列はできていません。
したがって、そこまで早く空港に行かなくても問題ないと思います。
機械で行った手続き処理はカウンターのグランドスタッフが行ってくれ非常に快適です。便などにもよりますがあっという間にチェックインと手荷物を預け、ラウンジ場所を説明してもらいそのままセキュリティーチェック、出国審査です。
大きな空港では、セキュリティチェックのビジネスクラスは専用レーンを使える場合があり、大行列に並ぶ必要はありません。出国審査を済ませてラウンジに向かいます。
搭乗時間まではラウンジでゆっくり
ビジネスクラスのチケットは空港でのラウンジが使用可能です。出国手続きとお土産の購入が終われば搭乗まで結構時間が余ります。
その時間をゆっくり過ごすことが出来るのがラウンジです。
今回利用した成田のサクララウンジは、JALのカレーライス含め簡単な食事がとれます。国内線でもラウンジはありますが、国際線のラウンジはさらに充実しています。
生ビール、ワイン、シャンパンは飲み放題。私の大好きなアイラウィスキーのラフロイグまで用意してあります。
食べ物はつまみから味噌汁、カレーライスまであり、午前中の便に乗る予定であれば朝ごはんは食べてくる必要はないという感じです。
テーブルおよびソファーなどもあり、Wi-Fiも完備されているのでパソコンを持っていて仕事される方には非常に便利です。
荷物はロッカーに預け、身軽な感じで時間を過ごすことが出来ます。
搭乗は優先搭乗で待ち時間が少ない
ビジネスのチケットは、ほかのクラスの顧客に比べで先に飛行機へ案内されます。
荷物を収納し出発に備えてほかの人が乗り込むのを待つだけ。今回の便ではありませんでしたが、便や航空会社によっては、離陸前までの待ち時間にウェルカムドリンクを提供する場合もあり、待つという行為からは解放されっぱなしです。
荷物を入れる上部の棚も、エコノミークラスでは、乗るタイミングが遅いとぎゅうぎゅうになってしまい、入る棚を探す必要がありますが、ビジネスの場合はスカスカ。場合によっては1個の棚を自分で専用!のようなこともあります。
私が乗った機材だけかもしれませんが、エコノミーのように、前の座席下に荷物を収納することが出来ません。
したがって最小限の荷物だけを出して、必要な荷物は離陸後、シートベルトサインが消えてから取り出す感じになります。
離陸後はレストランにある自分の書斎のようなもの
離陸後は、空に浮かぶ自分の部屋のような感じです。
シートは広く、トイレも席の数に対して言えば多め(エコノミーと比べると)、機材にも世よりますが周りの席に座っている人を気にせず自由に行くことができます。
まずは飲みもののサービスと機内食を事前に選択します。
機内職の準備ができるまでは、映画をみても音楽を聴いても、パソコンで仕事をしようが寝てようが問題ないです。
予想ですが寝ている場合は機内食で起こされることもなく、起きた段階を見計らって機内食をどうするか聞いてくれると思います。
飲み物が少なくなれば、お替りを勧めてくれますし、ほんと自分の部屋と高級レストランが合体したようなものです。
機内食はプラスチックの容器ではなく、ガラスや陶器です。
食事の時は大きなテーブルにクロスをセットしてくれますし、本当レストランですね。これまでエコノミーしか乗ったことがなかったから、気づいたのか、CAの数が段違い多く、みんな忙しそうに働いています。エコノミーとは本当に別世界です。
眠くなったらシートをフルフラットにして快眠
ビジネスクラスの大きな利点はやはりシートですね。機材にもよると思いますが、今回のシートはフルフラットになりました。
シャンパンを飲み、食事をして、パソコンを使った後はお昼寝の時間です。
アメニティでは、乾燥を防ぐために水分を補給できるマスクとアイマスクが用意されています。
そちらを使ってゆっくり寝ることができます。
エコノミーではシートがなかなか倒れなかったりするので寝れない方もいらっしゃると思いますがビジネスは素晴らしい環境です。
降りてから入国して手荷物ピックアップもスムーズ
飛行機が着陸してからも、ビジネスクラスは先に降りることができます。
そのまま入国審査に進みますが、マレーシアの場合はビジネスクラス利用者は別に入国審査のカウンターがありますので、行列を作って並ぶ必要もありません。
ちなみに出国のカウンターも同様です。
他の国でも同様なカウンターを設置している国があるかもしれません。
無事入国審が終わったら手荷物のビックアップです。
こちらでも、ビジネスクラスの乗客の荷物は優先的に荷物を受け取ることができます。スムーズですね。
ビジネスクラスという航空券
ビジネスという名前がついていますが、最近の国内企業は経費節減でビジネスクラスを利用できる人は少ないのではないかと思います。
運賃はエコノミークラスの倍以上する場合もありますのでなかなか厳しいのでしょう。
今回、乗ってみて感じた事はとにかく無駄な時間が省かれています。
エコノミーと比べると1時間以上短縮できる場合もかなりあるのではないでしょうか??
機内でも仕事がしやすいですし、好きな飲み物だって飲むことができます。休養が必要であればゆっくり寝ることもできます。
サラリーマンでは難しいかもしれませんが、企業の経営者や起業して成功している方などは、彼らの時間あたりの労働単価は非常に高価になります。
もちろん日々多忙で、空で大きな取引の決済をすることもあれば、重要な顧客に会うために急いでいることもあるでしょうし、貴重な睡眠を確保する時間かもしれません。
世界中を飛び回れっている超多忙なビジネスマンにとっては、その効果から判断すると消して高い航空券とは言えないのかもしれません。私は乗れませんが(笑)