2021年も残すところ数時間となりました。
今年もいろいろなことがありましたが、来年も良い年にしたいですね。
さてさて、番外編ではありますが、長らく使っていたパソコンの更新を
年末の時間を使って行ってみましたのでその内容について書いてみます。
パソコンに興味がある方むけです・・・
作業の流れについては動画も参考にいただければと思います。
普段使っているパソコンがそろそろ寿命に
10年前に初めて自作したwindows7のPC。
まさしく、東日本大震災の直後に必要となり自作しました。
最近は立ち上がらなくなったり、復活したりと、
ご機嫌を伺いながら主に動画鑑賞に活躍してもらっていました。
半年以上前から、作ろう作ろうと思い始めてからやっと
重い腰を上げました。
自作パソコンを始めた理由
自作パソコンに憧れたのは学生時代、同じクラスの詳しい子に話を聞くと
なんとプラモデルより簡単だよと言われた記憶があります。
雑誌なんかを購入して、パソコンがどのような部品で出来ているのか
いろいろ勉強しましたが、結局作ったのはその10年後でした。
実現したい機能と必要な部品を調べる
初代パソコンを作ってから、10年、今回がやっと2回目です。
20年前の知識と10年前の経験をもとにネット片手に調べまくります。
必要な機能としては、Youtube等の動画鑑賞ができることと、
たまに動画編集を行っているので、それが出来るだけ
サクサク動いてくれればというところです。
部品については、性能がわからない、知らない規格が沢山ということで、
ネットの記事を参考にしながら構成を考えていきます。
CPUとマザーボード
まずはCPUとマザーボード。
現行のCPUは第11世代、私が今使っているのは第1世代。
ドスパラの性能目安でいうと、7倍以上も進化しています。
CPUは人間でいう頭の回転の速さ、値段もそこそこ高価になります。
今回はCorei-7 117000というものを選択。
CPUが決まれば、そのCPUが使えるチップセットを採用している
マザーボードを選択すればよいとのこと、
ネットでお勧めのマザーボードを検索すると、
1万前後のものがありました。
収納するケースとの関係もチェック
ここで忘れてはいけないのがPCのケースとのアタリです。
大きなケースを購入するのであれば、あまり検討する必要はないですが、
今回は、古いパソコンと同じところへ収納する予定なので
ミニタワーサイズのケーズを選んでいます。
自作PCに関して、過去に友人がプラモデルより簡単だと言っていたのは
すべてが規格化されているいので、対応している部品を選択していれば、
機器が取り付かないという問題はあまり発生しないはずです。
但し、その規格に対応しているかどうかを事前に確認しておかないと
後で後悔することになってしまいます。
ちなみにケースは以下を選択しています。
このケースよく見ると電源の着く位置が普通のケースと違うようです。
電源の選び方についても、ネットで検索しつつ、
オーバークロック(機器のスペック以上で動かす)や、
高性能のグラフィックボードを使用するわけではないので
600Wくらいの物を選び、ケースに書いてある規格とあっているかをチェック。
ストレージ・メモリ関係
マザーボードが決まったのでストレージを決めましょう。
ストレージ、横文字ですが要は記憶する機器です。
昔はハードディスクというものがメインでしたが、
最近ではSSDというものが読み書きが速く、
主流になってきています。
余談になりますが、知り合いが購入したPCがあまりにも遅すぎて、
HDDから、SSDに交換したところかなり快適になった経験があります。
その経験をもとに、私の古いパソコンもSSD化は行っていました。
HDDもSSDもマザーボードへ同じケーブルで接続するだけなのですが、
最近のマザーボードは、マザーボードに差し込むSSDに対応している様で、
それが気になり、マザーボードに差し込むタイプのSSDを購入することにしました。
M.2とか言うみたいです。
メモリについては、16GBは必要とのことだったので、8GBを2本。
4本差すところがあるのですが、デュアル何とかという高速化する仕組みがあるみたいで
2本なら、2番目と4番目のスロットに差し込むという決まりが機器によってあるみたいです。
その他のパーツや周辺機器
ディスプレイやマウス、キーボードなどの周辺機器はそのまま流用です。
グラフィックボードも、マザーボードに機能が実装されている(オンボード)ので
特段購入する必要はなし。
現状のPCで使っているグラボは、去年動画編集用にヤフオクの中古で
購入したけど、あまり効果を体感出来なかったのものです。
これは、3画面に写したり(マルチディスプレイ)するのにも使用していますが、
もし必要になったら古いパソコンから外して
使おうかなとおいう程度に考えてました。
まさかこのグラボが救世主になるとはこの時点では思っていませんでしたが・・・・・
パーツをまとめるだけでも結構ネットサーフィンが必要で、
もしネットが無い状態で自作するとなると、やはり秋葉のPC屋さんで
専門の人に相談する必要がありますね。
組み立てて起動
部品関係を取り付け終わったら、
今使っているPCをそのまま移植したいので、今使っているPCの
データをそっくりそのままコピーします。(クローンの作成)
古いパソコンにM.2のSSDを取り付ける必要があるので、
接続用のUSBケーブルを購入し、ソフトでクローンを開始します。
データのコピーというと、今使っているPCのファイルをそのまま新しい
HDDやSSDに貼り付ければ良いのではと思いますが、
実際はそれでは動きません。クローンとコピペは実は違うものです。
クローン化には4時間以上かかりました。
まぁ古いPCのUSBも古いタイプなので、伝送速度が今時レベルには
遠く届かないのだと思います。
完了し、M.2のSSDをマザーボードにとりつけ起動してみます。
起動するとかっこいい画面が立ち上がりました。
昔はBIOSとかいって青い画面に字が並んでいただけなのですが、
最近はUEFIと呼ぶらしいです。マウスも使えて、日本語表示だって
出来ちゃいます。
Windowsが立ち上がってこない
さて、ここから半日ハマりました。
昔の記憶では、どのストレージからブートするかをBIOSで選択できたのですが、
そんな項目が見当たらない。
よく見ると画面の右側にブートできる一覧が入るようなのですが、
そこには何も表示されず。
ネットを検索し、原因を探る。
一番心配していたのは、他のパソコンで動いていたものをそのまま
クローン化してほかのパソコンで動かすこと。
いろいろな記事がありましたが、問題なく動くという意見と、
そうでない意見があり困ってしまいました。
マザーボードのチップセットが変わる場合は、一旦古いパソコンで
立ち上げて、レジストリの変更をする必要があるとの記事を見つけたものの、
こんな時に限って、古いパソコンのご機嫌はナナメ。
全然立ち上がってくれません。
途方に暮れて、半分あきらめモードになっていました。
引き続き、ネットで問題を探っていると、
マザーボードのCSM機能を有効にすることで、解決できる
可能性があるという記事を発見。
CSMとはコンパーチビリティサポートモジュールのことで、
UEFIブートに対応していないデータから起動させるためには
この機能の有効化が必要とのこと。
2018年ころより、デフォルトで無効となっているマザーボードが
発売されているとツクモさんが教えてくれています。(リンク)
レガシーという方式で読み込んでくれる設定にすれば行けるのか・・・・
確かにUEFIの画面にそんな項目があったけど、
何故か有効にするためにはグラフィックボードが必要と
記載があったような・・・
古いパソコンからグラフィックボードを移植
UEFIでCSFの変更はグラフィックボードがないと出来ない模様。
それなら、中古で買ったグラボを古いPCから移植してやる!
立ち上げたら画面が真っ暗、
そうだ、グラボ付けたので、ディスプレイの接続先はグラボにして。
出来ました、CSMの変更、変更を保存して起動すると、
なんと、Windowsのロゴ、窓4つのやつが写っているではないか!、
あっという間に起動して、もとのPCと同じ環境になりました。
新しいマザーボードのドライバが一部不足していて、
ネットにつながらなかったけど、同梱されていたディスクからインストール
OSのセキュリティ認証は失敗。
もともとWindows7を購入し、その後10へ無料でアップグレードしています。
Windows7プロダクトキーを入力したらばっちり認証成功。
これで晴れてもとの環境からPCのみを更新することが出来ました。
最後に
10年ぶりの自作PCでは、やはりわからないところは多く、
少しずつ調べながら進めていった感じです。
トラブルが発生することも良くありますが、
それもまた解決した時の達成感が楽しくて、やめられないところもあります。
基本的な構成や知識は、新しい物にアップデートする必要があるものの、
やはりベースになるので、経験のある方、久しぶりの自作はいかがでしょうか?
また、経験がない方、興味がある方はトライしてみてはいかがでしょうか?
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