良く小さい頃に、なんで勉強するの?考えた人も多いかもしれません。
私も中学校くらいからテストの点数で順位づけされたり、周りから勉強しなきゃいけない雰囲気の中で色々考えたことがあります。
私はちょっと変わっていて、興味があることや知らないことが、わかるようになることが楽しかったので勉強自体に嫌悪感はなかったものの、テストで点数を取る勉強、つまり暗記系については苦手だったので、勉強にも時間がかかりました。
黙って暗記すれば良い公式を何故この公式になったんだろうと考えて勉強が進みません。
今回は、会社に入るまでに勉強したことが会社で役に立つのかについて触れていきたいと思います。
私のバックグランドと注意点
具体的な内容の前に、私のバックグランドについて簡単に触れてみたいと思います。
まず日本で最も多いであろうサラリーマンの1人で、ざっくり20年くらいのキャリアです。
仕事は電機関係で技術系の仕事をしています。
これまで携わった仕事は、キャリアの割には多く、現場系、管理系、システム、設計、商品企画、経営企画等々で、広く浅くという感じです。
たいそうな役職ではないですが中間管理職というやつでもあります。
多くの人と関わり今に至りますが、ここ数年感じていることは新人(新人に限りませんが)を育成するなかで毎回同じようなことを説明しているということ。
もし、会社に入る前に同じようなことを学ぶ機会があれば、もっと早く戦力になるのではないか
と感じていました。
そんなことを教えてくれる学校があれば、もし自分が経営者ならそのような学校を卒業した学生を採用するだろうなと。
そしてそれは入社する人も、入社される会社もハッピーです。
というところで、いろいろ考えて書いていこうと思っていますが、これから書く内容についてはあくまで私の経験に基づく私の独断と偏見に基づく主観です。
参考になるかもしれませんし、参考にならないかもしれません。
仕事といっても色々な業種があります。
同意できないという意見も多分にあると思いますので、その程度の内容という前提で読んでいただければ幸いです。
義務教育と高等教育
基本的に、小中と義務教育の課程に従って色々なことを学んでいくと思いますが、この教育が役に立つかどうかというと、難しいと思います。
高校を卒業して以降の専門学校や大学、そのまま就職する方、いろいろなパターンがあり、学んで行くことは多岐に渡ります。自分が感じることは、それまで学んできたことが、その後の学びをサポートしていく様なイメージです。
やはり、義務教育で学んできたことは幅は広いものの、その後学ぶことの基礎になるのではないかと思っています。
もちろん高校を卒業してからどのような道を選ぶかは分かりませんが、進学する場合は特にそうなるのではないかと思います。
私は中学を出てから、あまりメジャーでない高等専門学校(通称高専)に進学しましたが、中学時代の知識は非常に重要でした。
理系の学校で、大学受験を前提としたカリキュラムではなく、大学で学ぶこともまとめて勉強します。先生も大学教授レベルの方です。
そして、進行速度も速く、習ったことをその場で演習して身につける時間はありません。どんどん進みます。
まぁ特殊な学校ですね。
大学や専門学校その他色々あると思いますが、進む分野によって事前に勉強しておいた方が良い内容は変わってくると思います。
私の場合はある意味分かりやすく工学系なので、数学関係のところが主に重要になってきますが、たとえば音楽関係に進む方は学校で勉強してきた音楽だけではなく、色々なことに取り組んでいた方がスムーズなのは間違いないとは思います。
特に私が経験した理系、工学系は、基本的に積み重ねになります。
そういう意味で言えば、これまで習ってきたことの積み上げになるので、それが無いと苦労することがあるかもしれません。
大学の学部も同じような感じなのではないかと思います。
会社で学生時代の経験が生きるか?
これも学校で勉強したことと仕事でやることがリンクするとは限らないのでなんとも言えません。
私の場合は、運が良いことに色々なことが役に立っています。これはレアケースなのかもしれません。
学生時代に学んだ数学などは、私の場合ほとんど使いません。
研究や製品の開発設計などをする場合は、強度の計算や電気の計算などまさしく勉強したことを使うかもしれませんが、分野も多岐に渡りますしドンピシャでハマることは少ないかもしれません。
それでも、先輩や上司が教えてくれるので実際は学びながら進めて行くという形が多いのではないかと思います。
そういう意味で、会社に入ってからは、実際にお給料をもらうための勉強が必要になってきます。
但し、ある程度基礎的な知識がある場合とそうでない場合では理解に必要な時間は異なるので、可能で有れば自分が将来就きたいと思う職業に関連する学校へ進学するのが良いとは思います。
学生時代の経験が役に立ったこと
やはり、パソコン関係は学生時代から触っていましたし、プログラミングなんかも授業でやっていたので、その辺りは非常に役立ちました。
私が触っていた、古びた基盤に電卓が乗っかったようなコンピュータの祖先のような物で勉強する時代はきっともう過去のものになっているでしょう。
私の場合、何かのプログラミングをすると言うよりは、システムの改修などに携わることも多かったのでIT部門の方と会話する際に非常に役立ちます。
最近では義務教育からプログラミングを始めるというので正直ビックリしています。
確かに、コンピュータは人と違って命令に忠実なので、プログラミングは論理的思考を養うのに良いと思いますし、今後その分野はさらに進化していくのでしょう。
以前、会社で働く前にどんなスキルがあった方が良いかについては過去の投稿で書いてますのでその辺りを参考にして頂きたいと思います。
加えて役に立ったのはバイトですね。
これは教科ではありませんが、学生のうちから社会人の先輩と働くというのは非常に大きな経験になったと思います。
バイトの中でも、仕事ができるようになれば、より責任の大きい仕事を任せてもらうこともできます。
他のバイトメンバーのリーダーになったり、シフトを作ったり等々、その後の社会生活に非常に役に立ちました。
やはり学生と社会人はちょっと生きている文化が異なりますからね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
全く参考にならない雑談になってしまいましたが、人によって就きたい仕事は多様ですし、正解も不正解もありません。
労働の流動性も海外みたいに高くなるかもしれません。
周りを見てて感じるのは、やはり何か他の人より少し知っていることがあると良いと思います。
結局、何か専門的なことが出来れば、周りとの違いを発揮することが出来ますし、将来転職する時も有利だと思います。
加えて、会社に入ってから学ぶことはとても多いです。机に座って教科書を開いて覚えて、テストでいい点数を取るというスタイルではなく、実地で学んで行くというスタイルです。
従って失敗して怒られることもありますし、上手くいってみんなで喜ぶこともあります。
学校で習ったことが生きるかどうかは分かりませんが、いろいろなことに興味持って知ってきたことが多い分だけ、それは仕事でも活かせることが多くなる可能性があります。
勉強は学生では終わりませんし、あまり肩に力を入れすぎず長い目で色々なことを吸収していくのが良いと思っています。
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