前回の投稿から5か月が経過してしまいました。
いろいろバタバタしていますが、先日、更新が無いねと大切な読者の方からご指摘をいただきました。
閲覧回数の少ない弱小ブログではありますが、貴重なご指摘、真摯に対応しなくてはなりません。
今回は若手で、仕事が出来て、管理職になった人が良く感じる点について
少し時間が取れたので書いていきたいと思います。
私のバックグランドと注意点
私のバックグランドですが、日本で最も多いであろうサラリーマンの1人で、ざっくり20年くらいのキャリアです。
仕事は電機関係で技術系の仕事をしています。
これまで携わった仕事は、キャリアの割には多く、現場系、管理系、システム、設計、商品企画、経営企画等々で、広く浅くという感じです。
たいそうな役職ではないですが中間管理職というやつでもあります。
多くの人と関わり今に至りますが、ここ数年感じていることは新人(新人に限りませんが)を育成するなかで毎回同じようなことを説明しているということ。
もし、会社に入る前に同じようなことを学ぶ機会があれば、もっと早く戦力になるのではないかと感じていました。
そんなことを教えてくれる学校があれば、もし自分が経営者ならそのような学校を卒業した学生を採用するだろうなと。
そしてそれは入社する人も、入社される会社もハッピーです。
というところで、いろいろ考えて書いていこうと思っていますが、これから書く内容についてはあくまで私の経験に基づく私の独断と偏見に基づく主観です。
参考になるかもしれませんし、参考にならないかもしれません。
仕事といっても色々な業種があります。
同意できないという意見も多分にあると思いますので、その程度の内容という前提で読んでいただければ幸いです。
部下や後輩、同僚に伝わらなくてイライラする
仕事の進め方は会社の文化や業種によって様々なパターンあると思います。
個人がそれぞれ仕事を進めていくようなタイプの職場もあれば、チームワークを重要視するような職場もあり、
私個人としては、チームワークを大切にする組織が好きなので、その様な雰囲気を作っていくことを重要だと思っています。
今回、仕事が出来る人が昇進して部下を持つようになったときに感じるイライラについて触れて行きます。
具体例としては、自分なら30分で終わる仕事に4時間かかると報告されたり、資料は作ってくれたけど何を伝えたいのかわからない、優先ではない仕事に一生懸命取組んでいたり。
思い浮かべるだけでもきりがないでしょう。
まさに仕事のストレスの一つですし、イライラすれば指導にもネガティブな感情が乗りやすい傾向になるでしょう。
言われた人も良い気持ちにはならず、雰囲気は悪い方向へ流れていきます。
なぜ、この様なことが起きるのでしょうか?
出来る人ほど、自分が出来ると思っていない?
私が見てきた経験上ではありますが、出来る人は自分が出来るとは思っていないことが多いと思います。
出来る人の中では、自分が実際に出来ることが標準で、基準であり、それにそぐわないものを受け入れることが非常に難しく、最終的にはストレスになります。
出来る人のスキルは、指示された仕事をこなすとともに、より効率的なやり方がないか考え、聴き、調べ、勉強して身につけてきたことの積み上げです。
そうやって改善していくことが当たり前なので、何とも思っていないし、楽しかったりすることもあるかもしれません。
学校の授業においても、頭の良すぎる先生の授業は非常にわかりにくく、苦労して勉強してきたであろう先生の授業は非常に分かりやすかったりします。
これは、何がわかりにくいかを理解しているから、そこをわかりやすく教えてくれるのであって、頭の良すぎる先生は苦労せず理解してきたため、自分の授業が分かりにくいと気づくことも難しいかもしれません。
特に、授業の内容が高度な内容になる大学等ではその様なことがあるのではないかと思います。
自分の標準は周囲の標準と違うことを知る
会社にはいろいろな人が居ます。それぞれ違う人生を歩み、異なった経験を持ち、スキルも様々です。
その中には、一般的に出来る人も居るでしょうし、出来ないと言わる人も居るかもしれません。
自分を基準として判断すると、その基準をクリアする人も居れば、そうでない人も居ます。
想像するに、その基準をクリアすることは、そのチームにとって重要なことになると思いますが、
まずは、自分が標準的な基準ではないことを自覚することで、多くのストレスは軽減できると思います。(ゼロにはならないと思いますが・・・)
そして、重要になってくるのは自分標準とのギャップがなぜ発生したか、原因を探っていくことです。
自分と違うことを受け入れた前提であれば、そこまでイライラすることもありません、むしろ一緒に原因を探っていくスタンスになると思います。
ある程度原因のアタリはついていると思いますので、会話しながら、相手自身の口から課題が発せられるように導いていくのが良いと思います。
但し、これは非常に時間がかかります。
人は1回言っても言葉では理解しますが、仕事の仕方に反映させるまでには、仕事を通して繰り返し指導する必要があります。
相手の能力にもよりますが、新人の場合ならは優秀な人で半年、そうでなければ数年かかりますので効率が悪いと感じるかもしれません。
一方、この課題が解決できなければ今後、ずっと改善される見込みは薄くなるので、将来への投資だと考えて実践していくのが良いと思います。
年齢とともに丸くなる?
なぜイライラするのかについて触れてきましたが、出来る人だけを残して、他の人はクビにすれば良いのではないかという発想もあるかもしれません。
ただ、現実的ではないと思います。
どこの社会であっても、会社であってもいろいろな人で構成されていますし、自分の基準に満たないからといてクビにしていたら、仕事は全く進みませんし、評価もされません。
部下を持つまでは、指示に対し成果物をどんどん出していけば評価もされ、そのなかで実力を養ってきたと思います。
そこでは、自分が出す成果物に集中することが出来ました。
しかし、部下が出来てチームを任されると、今度はチームとして成果を出さなくてはなりません。
チームの中にも様々な人が居るので、その人達のモチベーションを高め続け、チームとして一体感をもって業務にあたる様、自分がリードしなければなりません。
そもそも、いろいろな人が集まっているチームで、自分がこれまで100点だと思っていた出来を、すべてのメンバーが達成することは無理でしょう。
そこに気づき始めると、出来ないことについてもまずは自分のなかで受け入れることが出来る様になるのではないかと思います。
自分を基準とした理想を実現するのはなかなか難しく、任されたチームの力を最大限に近づけていくことが重要になってきます。
年齢とともに丸くなると言ったりもしますが、特に出来る人は若いころ尖っている印象だったのに、経験とともに丸くなるというのはこういう背景があるのかもしれません。
最後に
いかがでしたでしょうか?
人は、自分を基準にしがちですが、そうではないことを意識することで新たに見えてくることもあります。
仕事をしていれば、経験とともに、個人から集団で成果を出していくことにシフトしていくこともあるでしょう。
いわゆるマネジメント能力といわれるもので、マネジメントに対するノウハウは、教育もあるかもしれませんが、業務を通して得ていくことが多いと思います。
自分以外のメンバーが、最大限のパフォーマンスを発揮できるような環境を作ることは一朝一夕にはできず、さらに継続も必要だと思います。
過度のストレスや、完璧主義に陥ってしまうと、フィジカルやメンタルへの影響も心配ですし、適度な適当さと受容、仲間との良い関係を保っていきたいものです。
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